お茶の味はだんだんまずくなる?
 お茶は5月から7月ぐらいまでの高温、多湿時につくります。昔は冷蔵庫がありませんでしたので、一年先にお茶を作るまで、おいしい状態で保存することが困難でした。ですから”新茶”はありがたい飲み物でした。現在では何とかおいしく保存できないかという研究がすすみ、一年中”新茶”に近いお茶が飲めるようになりました。
 さて、お茶の劣化は温度、水分(湿気)、酸素、光線(紫外線)などが関係するといわれています。では、それぞれの要因をどのような条件下においたら劣化が防げるのでしょうか。
 消費者の皆様が出来ることを列記してみました。まずはよく売れているお店で買うことですが・・・・。
  @ 紙袋、中身の見える袋のお茶は買わない。
 アルミ箔ラミネートフィルムの袋で、真空パック、窒素ガス充填パックを買う。
 大袋でなく小袋で一ヶ月ぐらいの量を買う。
  A 開封までは、マイナス5℃以下の低温(冷凍庫)で保存する。
  B 冷蔵庫から出しても、常温になるまで開封しない。
  C 常温になったら茶缶に入れる。 茶缶の茶は二週間で飲みきる
茶香房きらめきでは、マイナス5℃でお茶を通年管理しています。また、ほとんどの製品で真空パック、または窒素ガス充填パックにしています。
  日本茶をおいしく入れるコツ
 上質のお茶でも、水道水のカルキ臭が残っていますと、味や香りを楽しむことが出来ません。天然水(軟水)を使うのが理想ですが、水道水をお使いの場合は、一度しっかり沸騰させたお湯を使ってください。
 お茶の量は、一人前でティースプーン山盛り(約3g)が基本です。
 茶葉は、重量の4倍のお湯を吸いますので、湯呑みで湯冷ましする時、湯量はその分を見込んで少し多めにします。
 湯冷まし時、湯飲みに入れることで湯温は約10℃下がります。
 急須にお湯を入れ、ふたをしないで茶葉の開き具合を見ます。茶葉が十分に開いてからふたをして注ぎます。
 少しずつ"廻し注ぎ”をしますと、濃さ、温度、量が同じになります。
 最後の一滴まで残さず注いでください。二煎目は、一煎目よりやや高温で半分の時間で注ぎます。